■デジタルBOOK■武士道

商品名 : ■デジタルBOOK■武士道

価格 : 700円 (税込 756円)

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監訳者のことば
 本書『武士道』は、新渡戸稲造が今から約百年前に英文で執筆したものです。友人のド・ラブレー氏から「(日本では学校で宗教教育を行なわずに)どのように道徳教育をしているのか」と問われ、答えられなかった体験がきっかけでした(第一版序文より)。その問いへの答えが一〇年後、カリフォルニア州モントレーで療養生活をしていた時期に本書として結実し、一九〇〇年、新渡戸博士が三七歳の時にアメリカと日本で出版されたのです。

  『武士道』は、その題名から武士の生活や精神を描いた本と思われる方が多いようですが、読んでおわかりのように、実際には武士という職業が封建制度の崩壊と共に消え去った明治時代に、武士の倫理規範だった武士道が日本人の精神形成にどのような影響を及ぼしているかを考察したものです。それも「弁護人の立場に立つ」(第一版序文)と言う新渡戸氏の言葉どおり、古今東西の宗教や哲学者の著作を適切に引用することによって、外国の読者が日本人の精神構造をできるかぎり正確に把握し日本人への理解を深めていくように工夫された、みごとな日本人論です。

 昭和五九年一一月、氏の肖像が図柄となった五千円札が発行されました。これを機に、「太平洋の架け橋」になりたいと志し、後に国際連盟事務次長に就任し「ジュネーブの星」と呼ばれた新渡戸氏の逸話が、中学校や高校の英語の教科書に掲載されるようになりました。英語で日本を紹介した本として『武士道』という書名や表紙の写真を覚えている方もいるでしょう。その『武士道』が『武士道』ワークショップ・メンバー全員の努力により、内容に忠実で読みやすい新訳に生まれ変わりました。読み終わってのご感想を、お寄せください。また機会がありましたら、ぜひ『武士道』原文の、骨太で明治の薫り高い英語にも触れていただきたいと思います。

 本書が刊行された時期に外国に向けて英語で書かれた本には、他に岡倉天心の『茶の本』や内村鑑三の『代表的日本人』などがあり、また第二次世界大戦後の一九四六年にはアメリカで、文化人類学者ルース・ベネディクトが日本文化の諸相を分析した高名な著書『菊と刀―日本文化の型―』を出しています。

 現在、日本は先の見えない長い不況の中にあります。そしてこれから進む道を模索するなかで、改めて日本人とは何かを問う試みも盛んに行われています。本書を知の道標として一人でも多くの方が古今東西の人間の英知に学び、それが二十一世紀の日本人の進むべき道を見出していくきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。

 最後になりましたが、古典新訳ワークショップ『武士道』に企画の段階から関わり、いろいろとお世話くださったバベル梅田校の富岡さん、鎌田さんに、心からお礼申し上げます。



《明治には素晴らしい国際人がいた武士道〜Bushido, The Soul of Japan》
原題  :Bushido, The Soul of Japan
著者  :新渡戸稲造
共訳者:伊藤史織、遠藤一孝、岡真由美、斎藤幸子、中江早知子
監訳 :定延由紀

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