■デジタルBOOK■「ロビンソン・クルーソー」

商品名 : ■デジタルBOOK■「ロビンソン・クルーソー」

価格 : 800円 (税込 864円)

著:Daniel Defoe、共訳:入邊 真美、佐藤 真紀、島田 真理子、末吉 優香里、一ツ木 武雄、監訳:森 真理

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■監訳者のことば

 船乗りになって無人島に漂着し、

その後長いあいだ無人島で暮らしたというロビンソン・クルーソーの物語を、

知らないという日本人はいないでしょう。

しかし、完訳本を読んだという人はあまりいないのではないでしょうか。

日本では、この物語は子ども向けの冒険小説と位置づけされているからです。

 ところが実際に読んでみると、そんな先入観はみごとに覆されてしまいます。

ロビンソン・クルーソーが乗る船があらしにまきこまれて手に汗を握る場面や、

無人島の周囲に住む食人種との戦いに息を呑む場面などは、

もちろんすばらしい迫力をもって書かれています。

  しかし、そのような場面にも増して胸に迫ってくるのは、

なんの変化もない無人島での日々を克明に綴った多くのページです。

無人島に漂着したことを知ったロビンソンは、絶望の底にありながらも、

みずからの衣食住を整えるために毎日たゆまぬ努力を続けます。

乗っていた船が無人島のそばで座礁したために、

多少の武器や衣類などを入手することはできるのですが、

むしろ日常生活に必要なもの──煮炊き用の鍋釜、物資保存用の器、

物事の記録に必要な道具などが思うように手に入らず、

ロビンソンは考えつく限りの工夫と気の遠くなるような時間をかけて、

それらの問題をひとつひとつ克服していきます。

 そして、さらに圧巻なのは、ふとしたことで読み始めた聖書によって、

ロビンソンの内面が大きな変化を遂げていく様子です。

父の反対を押し切って家を出て船乗りになったことを反省し、

本当のクリスチャンとして生まれ変わっていくだけでなく、

なぜ自分は世界から忘れ去られたこのような孤島に

いなければならないのかという大きな疑問について

繰り返し繰り返し深く考えます。

また、島にときおり出没する食人種についても、

最初は恐れ、食人行為を憎みますが、

長いあいだの熟考ののちには彼らに対する考えも変わっていきます。

 二八年間の想像を絶する生活によって、

ロビンソンの魂は大いなる成長を遂げていくのです。

その成長のさまをつぶさに見せられたとき、

三〇〇年近く前に書かれた物語なのに、

二一世紀を生きるわたしたちの胸にも圧倒的に迫ってくるものがあります。

 この物語の翻訳においては、

船舶・航海に関する専門用語の調査はもちろんのこと、

三〇〇年前の人々の言語、価値観、倫理観、

文化などをすべて学ぶ必要があり、膨大な資料を集めました。

加えて、後世の小説に比べると言い回しに繰り返しが多くてくどい感じがするため、

読みやすい文章にすることに苦労しました。

 さまざまな苦労があったにせよ、

この三〇〇年前の物語と現代をつなぐ橋渡しの機会を得られたことを、

たいへんうれしく思います。



《言わずと知れた冒険小説「ロビンソン・クルーソー」》

 原題:Robinson Crusoe

 著者:Daniel Defoe 1660 - 1731

 共訳者:入邊 真美、佐藤 真紀、島田 真理子、末吉 優香里、
一ツ木 武雄

 監訳者:森 真理

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